この1週間、私の第2の故郷とも言えるグアドループ島へ行っていました。

私はセント・マーチン島に来る前にグアドループ島に数ヶ月間住んでいた事があるのですが、今回さらに深く知るべく様々な場所を巡ってきました。

グアドループ島というのはフランスの海外県で、文字通りフランス本土からは地理的にかけ離れていながらも、れっきとした「フランスの県」であるという珍しい場所(島)です。アメリカで言うハワイ州みたいなものです。

グアドループ島はメインの島と離島で成り立っているので、正確に言うと「グアドループ諸島」です。

メインの島は2つあり、それがバステール島とグランテール島です。でもこの2つの島は非常に近く、さらに短い橋でつながっているので、ほとんど「2つで1つの島」というような状態です。

それに、離島のマリ・ガラント島、レ・サント諸島、デジラード島を加えた島々が「グアドループ諸島」であり、フランス国グアドループ県です。

実は2007年までセント・マーチン島のフレンチサイド(サン・マルタン)とお隣のサン・バルテレミー島もグアドループ県の一部でした。(グアドループ県サン・マルタン-サン・バルテレミー群)

しかし現在はそれぞれ分離し、独自のフランス海外自治体(フランス海外準県)として存在しています。

フランス「海外県」と「海外準県」の違いについてはこちらを参照ください。

「フランス「海外県」と「海外準県」の違い」

グアドループは自然豊かで小アンティル諸島最大の山、スフリエール山を擁し、たくさんの緑があります。ビーチに加え、川、滝、熱帯雨林もある事がセント・マーチン島との違いです。

バステール島の山の中にあるバナナ畑