カリブ諸島にはフランスの島がいくつかあります。
それらはフレンチカリビアンなどと呼ばれ4つの地域に分かれます。

1. グアドループ諸島(フランス海外県)

2. マルティニーク島(フランス海外県)

3. サン・マルタン(フランス海外準県)

4. サン・バルテレミー島(フランス海外準県)

※グアドループは島の集まりなのでグアドループ諸島
※サン・マルタンとはセント・マーチン島北半分の事で、南半分はダッチカリビアン

島々の面積と人口を比較してみましょう。
実のところ、ほとんどの人々はグアドループマルティニークに住んでいます。以下のデータを見るとわかりやすいです。

フレンチカリビアンの合計人口が約86万人でその内81万人は海外県であるグアドループかマルティニークの住民です。(フレンチカリビアン全体の約95%

海外準県であるサン・マルタンの人口はフレンチカリビアン全体のわずか4.5%にすぎず、サン・バルテレミー島に限っては1%弱です。

これらの比率からもわかるように、サン・マルタンとサン・バルテレミーはフレンチカリビアンの中においてとてもマイナーで特殊な存在です。この2島はフランスの海外共同体(海外準県)と言う扱いで、それぞれ独自路線の社会を形成しています。とてもユニークです。面積や産業がない分、例えばフランスの消費税が課税されなかったり、USドルが使えたり。英語が通じやすく外国人(フランス人以外という意味)が多く住み、観光業の比率が高い事も特徴です。

1. グアドループ諸島

(Grande-Terre、Basse-Terre、Marie-Galante、Les Saintes、La Désiradeの合計)
面積:1,705 km²
人口:404,000人
人口密度:266/km²

2. マルティニーク島

面積:1,128 km²
人口:407,000人
人口密度:361/km²

3. サン・マルタン

(セント・マーチン島北半分の事)
面積:54 km²
(セント・マーチン島全体では93km²)
人口:36,500人
(セント・マーチン島全体では78,000人)
人口密度:672/km²
(セント・マーチン島全体では836/km²)

4. サン・バルテレミー島

面積:21 km²
人口:8,500人
人口密度:402/km²

セント・マーチン島のビーチ