フレンチカリビアンの代表的なおやつと言えば、ボキット(Bokit)も有名ですが、ボキットに並び、現地で昔から食べられているのがこの「Kassav(カッサヴ)」です。
原料はキャッサバのイモで、フランスではManioc(マニョック)と言います。
マニョックを粉状にし、それを生地として使用します。
生地の中身として伝統的なものは、甘味のココナッツ。これは数日間日持ちするので便利で実用的。冷蔵庫が普及していなかった前時代でも、長持ちする軽食として重宝した事が想像できます。
一方、最近はハムやチーズなどを入れているタイプもあり、メニューのモダン化も進んでいます。
カッサヴは街の中で買う事もできますが、郊外の田舎に行くとカッサヴを実際に作っている専門店(Kassaverie)があり、トラディショナルな製法で原料から作りあげている光景を見る事ができます。
La Kassaverie de Sainte-Rose
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カッサヴ屋の目の前には原料のマニョック畑もあるので、本当に一貫して作っているのですね。また、昔からほとんど変わっていないであろう店内のノスタルジックな雰囲気もすごく良い味を出しています。
このように、できればカッサヴを作っている現場(Kassaverie)を訪れ、出来たてをいただけば、特別な体験になるかと思います。