先週訪れたセント・トーマス島はUSヴァージンアイランドに属し、その中で一番主要な島です。アメリカの島だから車は右側通行だろう、と思いきや何と左側通行です。USヴァージンアイランドがなぜ左側通行なのか不思議で、以前タクシーの運転手さんに聞いた事があります。

それによると、この島をアメリカが買ったのは第一次世界大戦の頃でその理由はロシアやドイツに取られたくなかったから(この島々に拠点を置かせたくなかった)。アメリカはそれまでデンマーク領だったセント・トーマス島をお金で買ったのだけれど、交通のシステムは以前のまま残したのだそうです。(戦前のデンマークが左側通行だったから?)

へぇ〜〜。

カリブの島々はとても複雑なので、すぐ隣の島でも諸々のシステムが全然違う事があります。欧米諸国による島の争奪戦に翻弄された痕跡をあちこちで感じます。

St-Thomas260516

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