フレンチカリビアンのクレオール料理にはカニのファルシ(Crabe Farci)やハヤトウリのファルシ(Christophine Farcie)など詰め物料理が目立ちます。

参照:クレオール料理の代表メニュー

そして、今日ご紹介するのは少し珍しい…

「コッフルのファルシ」

ハコフグ科の魚の詰め物料理です!

この魚の日本語名称はわからないのですが… こちらではコッフルと呼んでいます。
(フランス語:Coffre à cornes、英語:Honeycomb cowfish)

コッフルはとても可愛い見た目をしているのに、ウロコと皮がまるで甲殻類のように硬くて驚きます。意外性があって面白いですね。

しかしその為、詰め物(ファルシ)に向いているのです。

先週末に近所で行われた「Fish Day」というローカルフェスティバルでこのコッフルのファルシを作っているお店を発見したので、即買いして食べました。味はクセがなくマイルドで、少しだけスパイシーさがアレンジされています。

ローカルフェスティバルの出店で買ったコッフルファルシ

ただこのメニューをレストランで出しているところはとても少なく、各自家庭などで作る方が一般的です。

島内で1店舗だけ扱っているお店を知っています。
フレンチサイドの離島、ピネル島にある「Karibuni」というレストランです。
行かれた際には是非チェックしてみてください。

ピネル島のレストラン「Karibuni」にて