グアドループ島出身の著名人、と言ってもピンとこないかもしれませんが……実はあなたもご存知かもしれません。

フランスを代表する人物であっても、なかなかカリブ海グアドループ島出身とまでは紹介されないので──

先月発足したフランス、マクロン新政権のスポーツ大臣にグアドループ出身 Laura Flessel(ローラ・フレセル)が任命されました。

彼女はフェンシングで2度のオリンピック金メダリスト、世界選手権優勝6回などに輝いたトップアスリートです。

参照:在日フランス大使館

 

他の著名人をいろいろ見直してみると、どう見てもスポーツ関係者が突出しています。

サッカーフランス代表の歴代主要記録を確認したところ、トップはグアドループ出身者かグアドループ+マルティニーク系です。

フランス歴代最多得点選手:Thierry Henry(ティエリ・アンリ)(51得点)
(*アンリは父がグアドループ、母がマルティニーク出身)
フランス歴代最多出場選手:Lilian Thuram(リリアン・テュラム)(142試合)

彼らは有名なZinedine Zidane〈ジネディーヌ・ジダン〉と同世代・同代表だったので記憶に残っている方も多いかと思います。

そう言えば、サルコジ政権時にもLilian Thuram(リリアン・テュラム)が内閣入りを打診されたが… お断りしていたらしいです。たぶん、彼の頭脳明晰さと発言の影響力がかわれたのかと。

他にも、柔道の世界王者 Teddy Riner(テディ・リネール)とか、陸上で3つのオリンピック金メダルを獲得した Marie-José Pérec(マリー=ジョゼ・ペレク)などなど、多くの有名スポーツ選手がいます。

グアドループの人口は約40万人で、フランス全体の人口は約6,700万人なので、グアドループの人口はフランス全体の0.6%くらい。この比率から考えてフランス代表になる選手や世界レベルのアスリートの人数が多すぎます。身体能力が明らかに高いという事。
このフィジカルの強さプラス、頭の良さを兼ね揃えた人材がさらに増えていったら… もう最強!な気がします。