島内で一番広く、かつ洗練されていたフランス側のオリエントビーチ。そのビーチ上にはたくさんのレストランやマリンスポーツレンタルなどがありましたがハリケーンイルマにより一夜で完全に消滅してしまいました。今では数十年前に戻ったかのような素朴なビーチとなっています。ある意味新鮮ではありますが、やはり以前の賑やかさを知っていると寂しい感じがします。

サッパリしたオリエントビーチ

 

今週の地元紙の発表によれば、今後これらのビーチレストランの多くを再建するとの事。ビーチ上というのは大型ハリケーンが直撃すれば完全に破壊されてしまう場所です。今回のハリケーンでもそれが証明されました。しかし、とは言っても、美しいビーチ、青い海、さんさんと輝く太陽、椰子の木、美味しい料理、などが揃った南の島というのは常に需要がある訳で… 特に観光が第一の産業であるセント・マーチン島ではそれらを満足するレベルで提供するのは必然であり、リスクは大きくてもまた同じ立地に同じような店舗ができます。再建までにはまだ時間がかかりそうですが、また以前のように華やかなビーチに戻ることを期待しています。

それから、同じくフレンチサイドの人気ビーチ、離島にあるピネル島の二軒のレストランはすでに復活しています。こちらもハリケーンイルマで完全に消滅してしまいました。しかし元の作りが簡単だった為か作り直すのも容易だったように思います。建物の作りがシンプルであれば建築コストも抑えられるし、ハリケーン等で壊れてもまた早く再スタートできるのでとても良い、と個人的には思います。

ピネル島行きの舟乗り場

 

このピネル島はCul de Sacの舟乗り場から小さな渡り舟でわずか10分以下の距離にあります。ビーチは波が穏やかでレストランの料理も美味しく1日のんびり過ごすにはお勧めです。

島内の建物はひどく壊れてしまいましたが、相変わらず自然は美しく、動植物も身近にいます。再建するまではその分もっと自然を楽しむ事にします。