2015年に「カリブ海セント・マーチン島ガイド」を電子出版してから早10年以上の月日が経ちました。当時を振り返ると、日本語で読めるセント・マーチン島の情報は限られており、断片的であったり、古い内容のまま更新されていなかったりするものが多かった事を覚えています。日本人にとって知名度が高くないこの島について正確で実用的な情報を日本語で提供したい。現地に暮らす者として、その空白を少しでも埋めたいという思いが本書執筆の出発点でした。
出版当初は果たしてどれほどの方に読んでいただけるのか想像もつきませんでした。しかしその後、実際に本書を手に取ってくださった読者の方々から温かいメッセージをいただくようになりました。その一つひとつの言葉が大きな励みとなりました。

この10年の間に島の姿も変化してきました。ハリケーンによる被害と復興、店舗や住民の入れ替わりなど、環境は一定ではありません。それでもこの島が持つ本質的な魅力は揺らぐ事がありません。実際に私がセント・マーチン島でお会いした日本人旅行者のほぼ100%が満足の言葉を残して帰られています。規模は小さくとも、二つの国が共存する独自性、多国籍な文化、美しいビーチ、質の高いレストラン、そして開放的な空気。そうした要素が凝縮されたこの島には人の心をつかむ力があります。

旅の満足度は単に景色の美しさだけで決まるものではありません。事前に正しい情報を得ているかどうか、現地で無理なく行動できるかどうか、安心して過ごせるかどうか。そうした積み重ねが最終的な印象を大きく左右します。本書は華やかな宣伝文句よりも、実用性と正確性を重視してきました。それはこれからも変わりません。
セント・マーチン島は訪れる人それぞれに異なる表情を見せてくれる島です。にぎやかな街の活気を楽しむ方もいれば、静かなビーチでゆっくりと過ごす方もいます。どのような滞在であっても、この島が持つ包容力が旅人を受け入れてくれる事でしょう。
あなたのセント・マーチン島滞在がより素晴らしく、より充実したものとなりますように。引き続き本書がその道しるべとなり、安心と発見の手助けとなれば幸いです。(はじめにより)

目次:

はじめに

1章 基本情報
セント・マーチン島の魅力
地図
言語
通貨
税金について
チップについて
ビザ
休日
オフシーズンの注意点
時差
気温、気候、ハリケーン
地形

電話
電圧、プラグ形状
郵便
お手洗い
国境、両サイドの違い
近年の変革

2章 交通情報
空港


レンタカーと運転の注意
乗合いバス
タクシー

3章 主要エリアとホテル、レストラン
マホ(Maho)
シンプソン・ベイ(Simpson Bay)
フィリップスバーグ(Philipsburg)
マリゴ(Marigot)
グランド・ケース(Grand-Case)
オリエント・ベイ(Orient Bay)
ピネル島(Pinel)
テール・バス(Terres Basses)
オイスター・ポンド(Oyster Pond)
オイスター・ベイ(Oyster Bay)
コップコイ(Cupecoy)
アンス・マルセル(Anse Marcel)
クレオール料理

4章 おすすめビーチ
飛行機を間近で
リゾート
島の在住者に人気
子供にも安心
冒険・ハイキング
特別エリア

5章 アクティビティ
アトラクション
マリーンスポーツ
スカイダイビング
乗馬
バギー、スクーターレンタル
展望スポット
クルーズ船で来られた方へ
カジノ
日帰りでお隣の島へ
毎年恒例イベント

6章 店舗情報
スーパーマーケット
おみやげ
スマートフォン、PC関連
ホームセンター
薬局

7章 治安、防犯対策
危険エリア
パスポートの紛失
車の運転・管理
緊急連絡先電話番号

おわりに

著者

奥付

 


「カリブ海 セント・マーチン島 2026」用の地図

 

「カリブ海 セント・マーチン島 2026」(Kindle版)
Shinobu Uchino(著)

 

最終更新日:2026年3月7日